アンケート用紙から「お客様の声」
「TRIO JAZZ」コンサートでは、多くのお客様にアンケート記入にご協力いただき、数多くのご意見・ご感想を頂戴することができました。ありがとうございました。
通常は伝わりにくいお客様の生の声を知ることができ、スタッフ一同、お褒めの言葉だけではなく、おしかりの言葉も謙虚に受けとめ、今後の公演への参考にするべく、興味深く読ませていただきました。
今回、「Making of TRIO JAZZ」の最終回として、そのうちのいくつかを紹介したいと思います。
「とてつもなく感動!思わず落涙してしまいます。充実の極み!最高!ゲイリー・ピーコック、ジャック・ディジョネットの絶妙な一体感にも惚れ惚れしてしまった。演奏中に曲を作っていくんですもの。夢みるようでした。英雄です。」
(4/23 姜 美香)
「フリーは期待していたが、本当にやるとは思わなかったのでうれしかった。ただ、スタンダードはあまり良くなかった。時差ボケか?とすら思った。キースは去年のソロの方が良かったと思う。」
(4/23 北條 智之)
「私が生でキースを聴けるのは、これが最初で最後かもしれないと思うと泣けてきました。この歳で“感涙にむせぶ”ことが出来て幸せです。鯉沼さんに感謝いたします。どうか、キースに『北海道でカノマタという名前の男があなたのCDを12枚マガジンに入れて、北海道中大型トラックで走っています』とお伝え下さい。ありがとう。」
(4/24 鹿又 正剛)
「演奏に集中できる舞台作りと、密度の濃い演奏で大満足です。キース・ジャレット・トリオの演奏はジャンルを越えた芸術の域に達していると思います。“これでしかありえない音楽”をこれからも楽しみにしています。」
(4/24 木村 真理子)
「『WHISPER NOT』を聴いて、期待して来たのですが、何だか良く解らない難解なライブという印象でした。キースは、これからこういう方向にいってしまうのだろうか。」
(4/24 S.S)
「やはりJAZZは、小さな会場で聞くのが一番良いと思いました。大きなホールでは、距離とその改まった雰囲気で本来の楽しさを演奏者もオーディエンスも味わえないのではないでしょうか?難しいところです。」
(4/24 神林 哲也)
「ジャズの神髄に触れた気がする。私はクラシックファンですが、ジャズトリオは好きでCDで楽しんでいます。今日は初めてLIVEを聴き感激しています。まるでフランス近代絵画を見ているようだ。」
( 4/24 鈴木 康之)
「オーチャードホールのようなキャパの小さな会場でのコンサートは、一体感があり、まるでライブハウスの様で最高である。」
( 4/24 宮部 将典)
「いつもは苦手なインプロビゼーション。今日は心に響いた。特に後半が素晴らしかった。近年まれにみる素晴らしいコンサートだった。」
(4/30 A.S )
「Bassが聴こえにくかった。サウンドチェックはしているのだろうか?殆ど聴こえない所もあり、がまんして聴いた。今後このような事はないようにしていただきたい。客にこんな事を指摘される事の重大さを危機的に感じ、対処していただきたい。」
(4/30 無記名)
「流れるようなピアノの音に感銘した。黒い背景の舞台に、楽器がスポットライトを受けておかれているのも良かった。特に演奏開始直前の様子が印象的だった。」
(4/30 I.N )
「生演奏を楽しめる良い音響だった。特にピアノの音が柔らかくて、奥の方から聞こえてくるようですばらしかった。」
(4/30 Y.T)
コンサート会場には、観客だけでなくそのコンサートを運営している人々も含め、様々な年齢、立場の人が集まって来ており、当然、コンサートに対する感じ方は千差万別だと言えるでしょう。
このコンサートを企画制作した立場としては、そうした個々の受けとめ方を共有・共感するところから、次へのステップへと続く発展があるのではないかと思っています。もちろん、人それぞれ様々な感じ方があるという事実を認識した上で、それを超えたところで感じる一体感が、ライブを楽しむ醍醐味であると言えるのかもしれませんが。
「ミュゼ」のインタビューにて、4月23日のコンサートで、1部の演奏が約1時間にわたって即興演奏だったことを尋ねられたゲイリー・ピーコックが、印象的な事を話しています。それをここに転載します。
「あのスタイルは、去年から始めた。ただし事前に打ち合わせをしているわけではない。演奏の直前まで、キースが何をやろうとしているかはわからないんだ。ぼくたちのトリオの素晴らしさの1つは、作られた“形”に固執しないこと。浮かんだアイデアをそのまま表出する。コンサート・ホールの音響、ピアノのコンディション、3人がお互いのプレイを聴く方法、観客から感じ取るもの―――演奏する上でこれらが重要な要素になる」
「TRIO JAZZ」の3人が、観客から感じ取るものからも、何かしらの芸術的インスピレーションを得ている―――あの日あの場所にコンサートを聴きに来て下さった皆さんも、「TRIO
JAZZ 」コンサートを形作る力のひとつになっていたのです。
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