audition


今まであまり語られることのなかった北欧のジャズに脚光が浴びている。とは言え話題の中心はデンマークとスウェーデン。ノルウエーには、グレゴリアン聖歌とソプラノ・サックスの即興演奏を融合して何百万枚という大ベスト・セラー「オフィチウム」を生んだヤン・ガルバレイクがいるが、よほどのジャズ・マニアでも、フィンランドのジャズ・プレイヤーの名前が頭に浮かぶことはない。
フィンエアーを使えば、わずか9時間半で首都ヘルシンキ。日本から最も近いヨーロッパであるにも関らず、すべてにおいて疎遠な国がフィンランドだ。
ピアニストは18才、ドラマーが20才。この二人の青年が既にプロとして活躍していたベーシストを加えてTrio Toykeatは結成された。その年、彼らはベルギーの国際ジャズ・コンテストで第1位を獲得し、ヨーロッパのジャズ・ファンを驚かせた。1988年のことだ。

以来、フィンランドを代表するジャズ・グループとして、世界各国で既に1200回以上のライブを行っている。
国内のポップ・チャートTop40に2ヶ月に渡ってランキングされた2枚目を含め、彼らは4枚のアルバムを発売している。
特に最新アルバム「kudos」は、結成以来14年間の集大成。全12曲のオリジナルが、モーツァルトから始まり、スティング、デイブ・グルーシン、今年のカンヌ国際映画祭でグランプリと主演女優賞を受賞した映画「過去のない男」の監督アキ・カウリスマキを含む11人に捧げられ、最後の一曲はTrio Toykeatに捧げられている。
彼らの軽快なフットワークとユーモラスでパワフルな演奏は、今までに聞いたことのない北欧ジャズを味合わせてくれる。

公式ページ: http://www.universalmusic.fi/triotoykeat/


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