audition
ワッフルと800種類以上のビール、そしてアガサ・クリスティにより生み出された灰色の脳細胞を持った探偵でお馴染のベルギーだが、一般的なジャズ・ファンが頭に浮かべることの出来るジャズ・プレイヤーの名前は、テナー&フルーティストのボビー・ジャスパーや、60年代から70年代にケニー・クラークとの双頭バンドで大活躍したピアニスト、フラシー・ボーランくらいだろう。
ザ・シナジー・ライブ2003に来日する唯一の女性ピアニスト、ナタリー・ロリエは、ベルギーが生んだ現役の最も優秀なジャズメン(ウィメン)と言える。
王立ブリュッセル・コンセルヴァトワールのジャズ学科で演奏や和声を学んだ才媛ナタリー・ロリエは、フランスの年間ベスト・ジャズ・ミュージシャンに与えられるDJANGO D'OR(金賞)を受賞するという輝かしい経歴の持ち主でもある。
99年に、全9曲彼女のオリジナル作品で録音されたアルバム「サイレント・スプリング」では、女性であることを忘れさせてしまう程線の太い、攻撃的でダイナミックな演奏と、セロニアス・モンクに通ずる多彩なハーモニーを用いた自作を披露している。
今や、ナタリー・ロリエが単に現代のベルギーを代表するのみならず、ヨーロッパを代表する女性ジャズ・ピアニストに成長していることを我々はザ・シナジー・ライブ2003で目の当たりにすることが出来る。
そして、今回のライブを機会に日本での人気が急上昇することは請け合いだ。

公式ページ: http://www.jazzinbelgium.org/mus/loriers/htm
PHOTO:Vincent Besnault


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