First Meeting
トリオ結成7年前、ゲイリーのアルバム録音時に
確認していた3人のコンビネーション
1977年にキース・ジャレットとジャック・ディジョネットとで『テイルズ・オブ・アナザー』というアルバムをつくったときが、3人の最初の出会いだった。このメンバーで録音したいというのは、私が思いついたアイデアだった。このアルバムの録音が、さまざまな意味でスタンダード・トリオ結成の導火線になったと思う。あのレコーディングのときに私たちは、滅多に感じることのないインスピレーションというか、何か特別なひらめきを感じあった。音を出し始めた瞬間から、ごく自然に、音楽的にひとつの方向に向かって気持ちを通い合わせることができたんだ。相手を尊重しあいながら音楽を謙虚な気持ちで演奏する、という姿勢が3人に共通していることもわかった。こういうコンビというのは滅多にないものなんだ。それ以前にもジャック・ディジョネットとは何度か顔を合わせていて、彼のことは知っていた。キース・ジャレットと一緒にプレイするのは『テイルズ・オブ・アナザー』が初めてだったけれど、ピアノの音が出た瞬間から直感的にわかったんだ、「これは素晴らしいコンビになる」ってね。それで私は、アルバムがリリースされたときには同じ顔ぶれでツアーしたいと思ったんだが、当時のキースはソロ・ピアノのコンサートにとても忙しくて、残念ながら実現しなかった。
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