黒田:ぼくは、音楽にジャンルを隔てる垣根はなく、あるのは、真剣に音楽と対峙するか、気軽に娯楽としてきき流すかの違いだけだと考えていますが、そのぼくの考え方についてのあなたのご意見をうかがわせて下さい。もちろん、ぼくはあなたの音楽に耳をすませて、その音楽の輝きと力を感じとっています。

ES:ミュージシャンとして僕にとって重要なことは、正直にパーソナルな方法で音楽に向かい合うということ。あとはそれに耳を傾けるか、聞き流すかは聞き手次第だと思う。

黒田:このような商業主義が大きな力をもった時代には、すべての音楽が商品化の波にさらわれる危機にさらされていると思われますが、音楽と商業主義との関係について、どのようにお考えでしょうか?

ES:僕にとって音楽は、商業主義的な考えを持たず、僕の中から創り出されるものです。でも観客に近づくために、商業市場の一部になる必要があります。そうでなかったらおそらく自分で自分自身を行き詰まらせることになるでしょう。

黒田:あなたがスウェーデンにお生まれになったことが現在のあなたの音楽に何らかの影響をあたえているとお考えになりますか?

ES:イエス!どこで生まれ育とうと、そこから影響は受けるものです。あなたのまわりの環境があなたに影響を与えているのです。

黒田:あなたの好きな作曲家を教えて下さい。

ES:J.S.バッハ、ショパン、バルトーク

黒田:あなたがもっとも愛するジャズ・ミュージシャンをひとりだけあげて下さい。

ES:僕が愛してるのは妻だけ。他のジャズ・ミュージシャンを愛してはいない。だけど、ブラッド・メルドーとパット・メセニーを好んで聴いている。


ありがとうございました。4月に、あなたの音楽をきかせていただくのを、とても楽しみにしています。
4月は日本がもっとも美しい季節です。どうぞ、お身体にお気をつけいただいて来日されて、素晴らしい演奏をきかせて下さい。
 
 
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